Seasonal Notes
季節の手帖
春夏秋冬、移ろう季節に合わせて、
ペットと暮らす家をすこしずつ整える。
所沢の暮らしから観察した、季節の手帖です。

spring
春
抜け毛の季節は、空気を流す
春は、犬も猫も冬毛から夏毛に生え変わる時期。家のなかが抜け毛で覆われる季節です。
掃除の頻度はもちろん上がりますが、それと同じくらい大事なのは、空気の通り道を確保すること。窓を二方向開けるだけで、毛と一緒に冬のあいだの空気もすっと抜けていきます。
漆喰の壁は、こうした季節の境目で本領を発揮します。湿気と匂いを吸って、また春の空気にゆっくりと返してくれる。
この季節に寄り添う素材

summer
夏
床の温度を、選ばせてあげる
夏のペットは、家のなかで「いちばん涼しい場所」を本能で探します。
無垢の床は、ひんやりした温度と適度な吸湿で、彼らの夏の特等席になります。タイルの土間や、北側の床、植物の影。家のなかに「温度の選択肢」がいくつもあると、暑い日でも家族と一緒に過ごせる場所が見つかります。
クッションフロアや絨毯一色の床より、素材の違う面がいくつかある家のほうが、夏のペットには優しいのです。
この季節に寄り添う素材

autumn
秋
散歩の余韻を、玄関で整える
秋は散歩のいちばん気持ちのよい季節。長く歩けるぶん、家に戻ったときの「整える」工程が増えていきます。
玄関土間にゆとりがあると、肉球の汚れも、毛についた落ち葉も、家のなかに持ち込まずに済みます。タオルかけ、足拭きマット、水の置き場——散歩から帰ってきたときの動線をひとつにまとめてあげると、ご家族の負担もぐっと減ります。
脱走防止の小さな仕切りも、この季節は特に活躍します。秋風に気を取られて、玄関を飛び出してしまうペットは少なくありません。
この季節に寄り添う素材

winter
冬
肉球と、床のあいだに
冬の床は、ペットの肉球が一日いちばん長く触れる場所です。
冷たいタイルやフローリングは、若いうちは平気でも、年齢を重ねると関節や内臓に小さな負担を残していきます。床暖の上で寝てしまう猫、ホットカーペットから動かない犬——彼らはちゃんと「温度」を選んでいるのです。
無垢材は冷たすぎず、暖まりすぎず、自然な温度で肉球を受けとめます。冬のあいだ、家のなかでペットがどこにいるかを観察してみると、暮らしの中の「温度の偏り」が見えてきます。
この季節に寄り添う素材
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