余白ペットYOHAKU Pets

Seasonal Notes

季節の手帖

春夏秋冬、移ろう季節に合わせて、ペットと暮らす家をすこしずつ整える。所沢の暮らしから観察した、季節の手帖です。

春の縁側で日向ぼっこする犬と、開けられた障子から差し込む光
3 — 5 月

spring

抜け毛の季節は、空気を流す

春は、犬も猫も冬毛から夏毛に生え変わる時期。家のなかが抜け毛で覆われる季節です。

掃除の頻度はもちろん上がりますが、それと同じくらい大事なのは、空気の通り道を確保すること。窓を二方向開けるだけで、毛と一緒に冬のあいだの空気もすっと抜けていきます。

漆喰の壁は、こうした季節の境目で本領を発揮します。湿気と匂いを吸って、また春の空気にゆっくりと返してくれる。

この季節に寄り添う素材

夏のリビングの無垢床で腹を伸ばして涼む大型犬
6 — 8 月

summer

床の温度を、選ばせてあげる

夏のペットは、家のなかで「いちばん涼しい場所」を本能で探します。

無垢の床は、ひんやりした温度と適度な吸湿で、彼らの夏の特等席になります。タイルの土間や、北側の床、植物の影。家のなかに「温度の選択肢」がいくつもあると、暑い日でも家族と一緒に過ごせる場所が見つかります。

クッションフロアや絨毯一色の床より、素材の違う面がいくつかある家のほうが、夏のペットには優しいのです。

この季節に寄り添う素材

秋の落ち葉の上を歩く犬と、玄関で足を拭かれる柴犬
9 — 11 月

autumn

散歩の余韻を、玄関で整える

秋は散歩のいちばん気持ちのよい季節。長く歩けるぶん、家に戻ったときの「整える」工程が増えていきます。

玄関土間にゆとりがあると、肉球の汚れも、毛についた落ち葉も、家のなかに持ち込まずに済みます。タオルかけ、足拭きマット、水の置き場——散歩から帰ってきたときの動線をひとつにまとめてあげると、ご家族の負担もぐっと減ります。

脱走防止の小さな仕切りも、この季節は特に活躍します。秋風に気を取られて、玄関を飛び出してしまうペットは少なくありません。

この季節に寄り添う素材

冬の朝、無垢床で丸まって寝ている猫と、窓越しの白い光
12 — 2 月

winter

肉球と、床のあいだに

冬の床は、ペットの肉球が一日いちばん長く触れる場所です。

冷たいタイルやフローリングは、若いうちは平気でも、年齢を重ねると関節や内臓に小さな負担を残していきます。床暖の上で寝てしまう猫、ホットカーペットから動かない犬——彼らはちゃんと「温度」を選んでいるのです。

無垢材は冷たすぎず、暖まりすぎず、自然な温度で肉球を受けとめます。冬のあいだ、家のなかでペットがどこにいるかを観察してみると、暮らしの中の「温度の偏り」が見えてきます。

この季節に寄り添う素材

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