籐の籠ベッド
夏の昼寝、夏の風通し。

猫も犬も、夏のあいだはひんやりした場所を本能で探します。 プラスチックのベッドはどうしても熱がこもりがちで、暑い日は使ってくれないこともしばしば。
籐(ラタン)や竹で編まれた籠ベッドは、空気がつねに通り抜けるので、夏の昼寝場所として理にかなった選択肢になります。 木枠とは違って、編みのやわらかさが体に沿い、丸まりたい姿勢を素直に受けとめてくれます。
私たちが選ぶときに見ているのは、編み手のたしかさと、天然の籐や竹であることと、編みの隙間が爪を引っかけないこと。 量産の輸入籠は形だけが似ていて、爪の引っかかりや色落ちが気になるものも多くあります。日本や東南アジアの小さな工房で、ひと編みずつ編まれたものを選ぶようにしています。
縁側で丸まる猫、窓越しの陽だまりに体を伸ばす犬。 籠の編み目から漏れる影が、夏の床にやわらかな模様を落とします。
その縁側や、その窓辺を、籠だけでなく、 無垢の床のところからつくってみたくなったら。